指導の前に、気持ちがそろっているかを確かめる

生活指導の内容でよく問題に挙がるのが、トイレのスリッパについてです。

スリッパをそろえない人がいるからとても困ると。

見た目が悪いし、次に使う人が使い辛い。

履き物がそろうと気持ちがそろうと感じる人も多いもので、トイレのスリッパをそろえることは大切だなぁと思います。

ただ、「スリッパをそろえましょう」と言ったところでそろえるようになるかというとそうではありません。

それではそろえないからこそ、よく問題に挙がるんです。

先日、クラスでこのことを話題にしようと思って、散らばったスリッパを撮影しました。

そしてその写真をスクリーンに写してきいたんです。

「この状態、どう思う?」って。

ここでこの状態を、別に何とも思ってなかったら、ここから先の話は無意味なわけでして、散らばった状態を不快に思うからこそ、じゃあ何とかしようぜって、みんなで思えるんです。

子どもたちはみんな、「これは嫌だ」と言ってました。

そして次に考えるのは「どのようにしたらそろうかな?」です。

指導をされると話を聞かないのに、アイデアを求められると、一生懸命考えるのは不思議なもんですね^_^

子どもたちからは、

床とスリッパ裏に磁石をつけるのはどうか、

スリッパに直接「そろえてね」と書くのはどうか

お互いに声を掛け合うのはどうか

という考えが出ました。

そしてそこでようやく僕からの考えも出します。みんなの考えを聞いた後だと、真剣に聞いてくれます。

僕の考えは、「そろってなかったらそろえよう」です。

これ、実は我が家で実践していることで、「靴をそろえようね」とは、子どもたちに言ってないんです。

自分の靴はもちろんそろえますが、子どもたちが脱ぎ散らかした場合、ただひたすらにそろえて綺麗に置くことを繰り返し続けました。

そしたらそろえて置くことができるようになってきたんです。

このことを子どもたちに話して、ぜひやってみてとお願いをしました。

子どもたちと、大人の気持ちをそろえていくことってとても大切。価値観なんてみんな違って当たり前なんだから、そのことを忘れてしまうと、話したことが無駄になってしまうんだよね。

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