与えつづけることが一番大切と気付いたpart1

教員になって16年目。

教員になりたての頃は、大人と子どもという立場を明確に分け、規律が守られるようにし、子どもを力や権威で従わせることが大切だと考えていました。

実際、初任校では、多くの職員がそうしてましたし、逆にそのようにしていない人は子ども達からナメられるという状況でした。

その方法で指導することで、子ども達は離れていったかというと決してそんなことはなく、こちらの思いが伝わればしっかりと受け止めてくれると感じていましたし、子ども達や保護者方から大変感謝もされました。

教員6年目で、初めて自分の指導ってこういう風にやればいいなって自信を持ち始めていました。

2校目で初めて受け持った4年生、続く3年生も同じように指導をしていきました。

9年目となる5年生を受け持ったとき、初めてその指導法でつまずきました。

受け持った児童の中にADHDの子がいたのですが、その児童が大変乱暴で、暴言もひどく、他の児童に対して嫌なことばかりしていました。他の児童を叩くなどの悪さをするのは当たり前で、上履きをバケツの水の中に入れたり、他の児童の図工の作品を壊すなどの陰湿な行為もありました。

その児童と仲の良い児童は、その行動に便乗して、受け持ったばかりの4月上旬はひどい状態でした。

僕はその児童達に対して、これまでと同じような方法で指導をしてきました。もちろん、他の児童や保護者の方からは「助かります」という言葉をもらいましたが、当該児童はどうだったかというと、変化はありませんでした。

無力だなぁということを痛感したのを覚えています。

さて、その2年後のことです。3年生で受け持った子達を6年生で受け持つことになりました。少しずつ僕の教育方法は変わってきましたが、それでも何かあると、「厳しく指導」、「大きな声を張り上げる指導」でした。

その頃になると、初任校で伝わっていた…(というか、もしかしたら初任校では伝わっていたと勘違いをしていたのかもしれません)ことが、子ども達に伝わらなくなってきました。

「想いを込めた厳しい指導は伝わる」というわけではなかったのです。

それから本当に悩みました。どんな方法がいいんだろう。どんな方法が自分らしいんだろうと。

たどり着いたのは、「与える続ける」ということでした。

続きはpart2で!

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