本日、国公立大学の合格発表があったそうです。
小学校の教員なのに、どうして大学の合格発表日?って思いますよね。
実は今日、とっても嬉しい知らせが届いたんです。
前任校で、最後の年に担任したクラスの子からの連絡。
先生、大学合格しました!って。
そこには並大抵の努力じゃ合格しない大学名が記されていました。
その子は小学生の頃、特に勉強が得意でもなかったし、好き!というわけでもなかったです。
唯一、理科が好きだったくらいです。後は部活一筋!という男の子でした。
僕はその子を4年、5年と持ち上がりで受け持つことができました。
理科が好きで、受け持っていたハンド部でも関わりがあり、とても印象に残っていました。
当時は僕の授業力も今よりもへっぽこで、中々学びに対して惹きつけることができませんでした。
授業中、他ごとしていることもあり、もどかしい気持ちにもなりました。
そんな彼からの朗報。涙が出るほど嬉しかったです。
送られたメッセージには、
先生との教育相談で見せてくれた、振り子の実験が心に残っていて、あれから物理が好きになりました。受験勉強の心の支えになりました。
そんな言葉も添えられていました。
教師冥利に尽きますね。
当時、理科が大好きだった彼に物理の楽しさを知ってほしくて行った簡単な水平投射の実験。計算で飛距離を求められることを伝えたんです。
僕が高校生の時に感じた感動を伝えたいという、その一心でした。
小学生相手にやりすぎですかね笑
当時は、その教育相談の後で何か大きく変化したということはありませんでした。
僕としては、それをきっかけに何か変わるかなぁなんて期待していたんですが…
そんなにすぐには変化なかったんです。
でも今日の連絡で、彼の心にしっかりと焼き付けられて、支えになれていたことを知り、成長を焦る必要なんてないなぁと改めて感じました。
目に見えた成長を欲しがるのは、与えていることにならないですね。
どこがで相手が必要とする場面があって、僕が置いたものを受け取ってくれる。
受け取るタイミングに僕がいなくても、相手はちゃんと成長してくれるんです。
時を超えて、教え子から学ばせてもらいました。
あー、本当に幸せだなぁ。
教え子の喜びを知れて本当に幸せ。
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