毎年この時期になると、交通指導感謝の会というのが行われます。
僕も子どもの頃そうだったし、今も変わらないのがいわゆる「みどりのおばさん」という存在。
登下校中に見守ってくださる方がいるから安全に子ども達は登下校できてます。
その方への感謝を伝える会があるんです。
そういう会のときって、交通に対する意識を思い返す、いいきっかけだなと思ってます。
今日は話の中で小学1年生の子が小学6年生の子に比べて約8倍も事故が多いというものがありました。
子どもたちも驚いていましたし、高学年として低学年を安全に連れてくる意識が高まったという振り返りも出ました。
他にも、県の交通事故死亡者数が多いという話もありました。全国の中でも多いので、改めて気を付けなきゃと思った子もいました。
僕はこの「人数が多い•少ない」ではなくて、いかに自分事として交通事故を捉えられるかどうかが大切じゃないかなと考えました。
例えば、「今年の県内の交通事故死亡者数が1名でした。」とニュースで報道されたとしたら(まずこの数字はないけれど)どう感じますか?
もちろん、数字で見ると少ないと思うんですが…
もしこの1名が自分のクラスの子だとしたら…
自分の家族だとしたら…
人数は少ないけれども、感じることって全然違いますよね。
そんな意識が「交通事故を防ごう」という気持ちに繋がるんじゃないかなって感じました。
話は変わりますが、昔、検察官を題材にした「HERO」というドラマがやってました。
すごく好きなドラマだったんです。
最近Amazonプライムで映画を観たんですが、その中のことで、主演の木村拓哉さんが物語の中で起きた事件について詳細を語るシーンがあります。
そして、その後で「これが新聞ではわずか数行で書かれた事件の詳細です。」というセリフがあるんです。
すごくハッとさせられました。
いや、もちろんこれは映画の話。
でも、日常で新聞に書かれている事件については全く同じなんだろうなと思ったんです。わずか数行、もしくはニュースでほんの数秒で語られる事件のその向こう側。
数字や文だけじゃ読み取れない物語がその先にはあります。
いかに当事者意識をもつかが、
これからどうしていこうか
に繋がるんじゃないかな。
これからニュースを見るときに、思い出してもらえるも嬉しいです。
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