今年度は、学区に流れる川を教材にして総合的な学習を系統的に行う実践をしています。
教材が身近なものであると、子どもたちの関心・意欲は高まります。教科書に出ている内容よりも自分たちに関係があるものだとの認識が高くなるためでしょう。
「総合的な学習を通して、どのような力が身についていたら最高ですか。」
こんなゴール設定の質問から始まった今年度の総合的な学習。5年生は環境をテーマにしていくと枠を決めてのスタートでした。時間があったらテーマから子どもたちと共に考えたかったと思ってます。
環境という内容から、沢山のキーワードが出ました。その中で地元の川ではなくて、海の名前が出てきて…それじゃあ中々関われないからということで、その海に繋がる川を教材にしたんです。ちょっと無理があったかな?
子どもたちは理想の川の姿を語ってくれました。地元の川がそんな風になれば、本当に最高だなぁと思いながら聞いていましたが、実現可能かどうかはわかりませんでした。
調べてみると、住んでいる街ではこの川の環境や水辺の使い方を良くしようと数年前から計画中。これはぜひ子どもたちに知ってもらいたいし、地域の方に何らかの形で知らせたい。学校→地域という感じです。
川を見に行った後で、これから学習を進めるためにどんなことがしたいか尋ねると、川を調べたい、水を研究したいとのことだったので、市の機関を活用していこうと考えています。
現在は、水の研究に応募して、市の職員の方と打ち合わせて授業の準備中。
理想の川、水辺に近づけることは可能なのか。それを地域でやっていけたら最高だなぁと。学校から地域へ。そのように関わることで、地域の方がその地域の子ども達と関わりやすくなる。学校と地域と家庭の連携…というか繋がりってあんまり感じられないんですよね。
身近だけれども、現在はとっても遠い存在。
子ども達の生活の中で、一番近くにある「地域」が、子どもたちにとって近い存在となるように、学校教育という立場から今年度、残り半分頑張っていこうと思います!
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