先月、父が喜寿を迎えました。
五年前に膀胱癌となり、尿管癌となり、中々絶望的でしたが、そこから持ち直して元気になりました。
先月の中頃に喜寿のお祝いということで、両親を誘い食事会。

普段あんまり豪勢なものを食べられないから…ということで、しっかり食べて、しっかり孫と関わってもらって、いい時間を過ごすことができました。
今日、ふと昼ご飯食べて、ボーッとしてたら昔の父のことを思い出しました。
僕が幼稚園児、小学生の頃、まだ父が血の毛がめちゃくちゃあってとっても短気で、怒ると本当に恐くて…それでも仕事から帰ってくると何故か安心していた自分。
そんなことを思い出しました。
父親って強い、恐い。これはきっと男性だからこそ醸し出すものだと思います。、
何故か無条件にね。だからそれが悪く働くとただただ「恐い」で終わってしまうのですが、いいい形で働くと「守ってくれる」という安心感はすごく出せるんです。
子どもの頃の僕は、「父親が帰ってきたらもう家は大丈夫!」
なんだかヒーロー的な感じで思っていました。
父性というのをいい形で出せると、父親の強みになりますよね。
父親としての僕自身は、当時の父と比べると、なよなよっとしてるし、恐さは大してないですが、それでも帰宅すると息子たちはとても喜んでくれるし、妻も安心してくれます。
僕は僕の「優しさ」という良さを思い切り発揮しています。そして男性ってことでちょっとは力強さも出してます(笑)
家族にとってヒーローとなれるチャンスを父親はもっているんじゃないかな。
あくまでもチャンスをもっているだけで、無条件でそうなるわけではないけれど…
先日の喜寿お祝い会では、父の背中がだいぶ小さくなったなぁと感じました。
それでも必死で家族を支えている姿には父としての力強さを今でも感じます。
まだまだその背中には遠いけれど、強さと優しさを兼ね備えた父親でいたいな。
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