教員になる前のことです。教育実習先の子どもに「ねぇ、なべちゃーん」と呼ぶ子がいました。
同級生がその子に、「ねぇ、友達みたいに呼ぶのっておかしくない?」と言っていましたが、その子は
「おれ、最近大人をナメてるんだよねー。大人なんてバカにしたってよくない?」
と返事をしていました。
僕と関係性を深めるためにではなく、バカにしているということで「なべちゃーん」と言っていたんですね。
当時は若かったこともあり、未熟だったので、怒鳴ってしまいました。
友人にこの時の話をしたら、「怒る」じゃなくて「叱る」ができるといいなと言われました。
「怒る」と「叱る」では捉えられ方が違うんですね。
教員向けの本にも書かれていたことありましたが…。
さて、ダメですかね。怒ることって。
僕は「怒る」という感情を表すのって悪いことじゃないと思うんです。
人間だもの←
いや、まぁ冗談は置いて、そういうところに人間臭さが出るのもいいんじゃないかなと思うんです。
大切なのはその感情の表し方で。「怒り」を表すのに「怒鳴る」を選ぶと子どもは萎縮してしまいます。
それは叱るときも同じ。
「怒る」は自分の感情をどうたらこうたら…
「叱る」は相手のことを思ってうんたらかんたら…
よく聞く話ですが、そこよりも僕は「怒鳴る」という方法を選択するところに問題があるんだと思ってます。
怒ることは怒鳴ることではありません。怒鳴らずにだって怒りの感情は相手にしっかり伝えられるし、それを伝えるからこそ相手が分かることだってあるはずなんだ。
「怒る」は、自分の気持ちを表現。
「叱る」は、相手の行動をいさめる。
相手(子ども?)としては、どっちの方が、素直に受け止められるかなー?
怒ってくれたほうが、貴方はそう思っているのね♬と、気付きやすい!と、感じた時が有ります。
だから、「怒る」の表現も充分アリだと思います。
長年生きてくるとねぇー。何故か怒ることもあまり無くなるんですよ。怒る必要が無くなるんですよ。
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コメントありがとうございます!
そうですよね(^_^)
怒ること自体が無くなる…というのはまだまだ先のことかもしれません。今は感情的になり過ぎないようにしっかり自分の心をコントロールしていきたいなぁも思ってます^_^
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続いて・・・スミセン( ꈍᴗꈍ)
貴殿に同感です!
怒鳴るなどのように、思いの丈を感情で言ってしまうことは、感心しません。
相手(子ども)の自尊心を傷付けずに、相手の行動を変える方法は、自分(周囲)への影響を伝えるコトだと思います。
それが「怒る」という表現になることも有るかと思います。
だだ、感情を表現することよりも さらに効果があるのは、つなぐ言葉です。相手の思いを言い換えたり、繰り返したり、聞くという姿勢は、長期的にみると、相手の成長や自立の為に有効です。
などど、ばぁば的な思いを書いていますが
素敵なBlogとお見受けしました。
また書き綴って欲しいなーと思い…
スルーできずに書き込みました。
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続けてのコメントもありがとうございます。
つなぐ言葉…いいですね^_^
僕も授業の中でつなぐことを意識しておりますが、様々な場面で使えそうだなと思いました。
「聞く」というのは「話す」ことよりも他者を理解するために必要だなと考えてます。
振り返ってみると相手の成長や自立のためというのにも効果的だなと感じます。
コメントいただき、本当にありがとうございます。
また機会をつくって書いていきます!
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