初任者の頃の話です。
同時10年目の、厳しい指導をする男の先生がいました。
その先生は僕の憧れでした。
荒れ放題の6年生も、その先生の言うことは必ず聞いていました。
本当に凄い先生なんだと今でも思います。
その先生のクラスの女の子たちが掃除をしている横を通ったことがありました。
13年も前の、しかも掃除中の話なのによく覚えているなぁと自分でも思いますが、それだけ印象に残ったんでしょう。
なんと、いつも言うことを聞いている女の子たちがめちゃくちゃ愚痴ってるではありませんか。
たまたま、聞いてしまったので思わず聞いてしまいました。
「そんなに嫌いなのに、どうして言うこと聞いてるの?」
すると、
「だって怒るとめちゃくちゃ恐いんだもん」
うーん、なるほど。
しっかりと話を聞く=慕ってる
というわけではないんですね。
話は変わって先日、夏休み中でしたが、保護者と電話で話す機会がありました。
そのご家庭の子は、その子が2年生のときに担任したことがある子です。
縁あってその学年の子たちを本年度受け持つことになったのですが、その子は僕のクラスではありませんでした。
「先生のクラスがいい〜!」なんて3年、4年の頃には言ってくれてたその子。
同じ学年になって、顔を合わせる機会が増えて、挨拶も頻繁にしてたけれど、すごく素っ気なかったんです。
まぁ高学年だから、こんなもんだよなぁ〜と思っていたのですが、その夏休み中の電話で保護者の方に言われました。
「先生のクラスが良かった〜!!!でも同じ学年だから良かった〜!」ってすごく喜んでましたよ!
Σ(・□・;)マジっ!?
とは言ってませんが、めちゃくちゃ驚きました。それだけ素っ気なかったんです。
うーん、難しい!笑
一つ言えるのは、高学年女子との関わりは見えてるものだけを信じるのではないなということ。
男の子にも同じことがあるとは思いますが、これまでの経験上男の子の方が 小学生の内は外に出す子が多いんです。
慕われてると思って調子こいて接するのではなく、
素っ気ない感じだからと言って、興味をもたれてないと思うのはちょっとストップ。
常にこちらがニュートラルな気持ちでいるのが心の安定に大切だなぁと思います(´▽`)
コメントを残す