「与える」と聞いて、どんなことを想像しますか?
誰かに何かを与えることは、自分から何かを差し出すこと思い浮かべると思います。
僕は教員として子どもたちに「与える」と言えば、知識や経験、想い、方法…それらを伝えることだと思っていました。
でも実はそうではなかったと、ある時気付かされました。
そして先週、子どものスピーチを聞いて、改めて大切だなぁと実感しました。
今日はそんなことを綴ります。
先週のスピーチで、クラスのある子がこんな話をしてくれました。
「私は、今まで人前で話をするのが苦手でした。
でも、五年生になって渡邉先生のおかげで好きになれました。」
そう、以前なブログで紹介した、手紙を書いてくれた子が、こんな話をしてくれたんです。
「渡邉先生は、私の話をいつもちゃんと聴いてくれて、とても嬉しくなりました。だから、話すのが好きになったんです。」
この言葉を聴いた時、嬉しかったのは言うまでもありません。もちろん、僕がどうのこうのではないですよ。
前のブログでも書いた通り、自分を変えようと思って行動したことが嬉しかったんです。
そして改めて「聴く」ことの大切さを実感しました。
聴くことは与えることなんですよね。
ついつい、何かを語ったり、教えたり、諭したりすることが与えることと思いがち。
いや、そういう形もあると思う。
でもやっぱり僕は聴くことを選びたいな。
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