昨年度末、なみだなみだのお別れをした3年生の子ども達は元気に4年生の生活を過ごしています。
「新しいクラスはどんな感じ?」と聞くと、
「楽しい!」
と返ってくるとき、とっても嬉しく思います。
子ども達が学校に楽しく登校してくれることは、何よりの喜びだから。
学年が変わっても、子ども達とできたご縁をすごく大切にしています。
廊下ですれ違うわずか数秒でも、欠かさず声を掛けてしまいます。
そして担任した子達が今のクラスを楽しんでいることを知ると、元気をもらえます。
でも、今日声を掛けた子は、こんな言葉を返してくれました。
「ん~、3年生の頃が楽しかったなー…」
自分のクラスにいたときが楽しかったと言ってくれるのは、本当に嬉しいことです。よい雰囲気が作り出せていたのかなぁと。自信をもらえます。
ただ、その子の幸せを考えたときに、「楽しいクラス」にするのがベストじゃないんだなと思いました。
「楽しいクラス」は楽しいんです。楽しくしているから。
でも、どんなクラスでも子どもたちにとって「楽しい」わけじゃないんです。「楽しいクラス」に出会わないこともこれからたくさんあるでしょう。
そう考えると、僕は「楽しいクラス」にするんじゃなくて、どんな環境におかれていても「楽しむ人」を育てていくのが大切なんだろうなと感じました。
「『自分が楽しくしよう!』という気持ちでいると、少しずつ楽しくなってくるはずだよ!」
その子には、そうやって声を掛けました。
僕はずっとクラスの子ども達と過ごしていくわけではありません。
別れのときは必ず来ます。
3月の別れのときに、
「楽しい1年だった!次の1年も思いっきり楽しもう!」
と聞きたい。
どんな状況に置かれても、「楽しむ」子ども達を育てられるようにしていきたいな。
…さぁそのために、どんなことができるかな☆彡
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