子どもを「良い子」に育てたいですか?

こういう書き方をすると、「良い子」の定義は何だろうと思われるでしょうが、それは人それぞれでいいと思ってます。

ちなみに、皆さんはどんな子が「良い子」だと思いますか?

  

   

    

僕は、お互い理解し合い、良い人間関係を築くことができれば、どんな子も良い子に思えると考えてます。

ただ、これまで多くの教員や保護者の方と関わってきて感じるのは、『「良い子」というのは「親や先生の言うことをよく聞いて動ける子」』というように思う人が多いなぁということです。

 

皆さんが考えた「良い子」と比べてどうでしたか?

 

確かに、言ったことを何でもかんでもしっかり守って聞いてくれれば、それだけ楽なことはないと思います。

でも、もし「良い子」であろうとするために子どもが自分を押さえ込んでいるとしたらどうでしょうか。

 

 

子どもの不登校や非行、犯罪者の更生について研究を重ねた臨床心理学者の岡本茂樹氏は著書『いい子に育てると犯罪者になります』で、このように述べています。

 

「刑務所への出入りを繰り返す受刑者には『いい子』だった者が多い。自分の感情を素直に出さず、幼少期から無理を重ね、親の期待する役割を演じることに耐えられなくなったとき、積もり積もった否定的感情が犯罪という形で爆発する。」

 

みなさん、子どもを「良い子」に育てたいですか?

 

 

先生や親がイライラするときの多くは、自分の思う通りに子どもが動いてくれなかったり、自分の考えの枠からズレているときです。

自分の思い通りにしか動けない子…どうでしょうか?

自分の枠を超えられない子…望みますか?

  

僕がクラスの子や我が子に望むのは、僕の考えや教えを一つの意見として捉えることができるようになることです。

だからこその人間関係づくり。

「良い子」を育てるのではなくて、その子との良い人間関係を築いていきたいんだよね。

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