臨時休校が始まって明日で10日目です。
子どもたちの声が響かない学校は恐ろしいくらいに楽しくありません。
こんなとき自分は本当に子どもが好きだし、教師という仕事が好きなんだなと実感します。
さて、学校にほとんどの子どもたちが来ていないので電話で健康状態を確認しましょうという指示が出ました。
健康状態の確認だけならメールで一斉送信して、何かあった家庭は個別で連絡をという形にすれば余計な時間は使わなくていいんじゃないかという話がちらほら。
僕もそれは全く同意見でした。教室の掃除やら来年度のことやらをやる時間にしたいと考えていたんです。
ただ、「健康状態の確認」という意味ではなくて、「学校の信頼を得るための行為」と思えば…もっと言うと「担任の信頼を保護者から得るための行為」と思えば次年度にも繋がる活動でした。
電話をすると、多くの保護者の方が連絡をしたことに対して感謝してくださるんです。
「信頼を得るための行為」とすると、何だか策略っぽく聞こえて嫌な感じがしまうので、捉え方を変えますね。
単純に、「もっとその家庭と繋がりたい」という気持ちが働けばいいわけです。結果として信頼を得ることができたと。
年度の始め、いつも子どもたちはもちろんですが、その向こう側にいる保護者の方とどのように繋がろうか考えます。何かきっかけがあればすぐに電話するようにしています。だから4月は電話の頻度が高くなります。
必要な時間はおよそ3分。
「もっとその家庭と繋がりたい」という気持ちさえあれば3分で信頼を得ることができます。
そういう意味で、この電話、とっても意味がありました。
話は変わりますが、夫が妻から信頼を得る時も、毎日の3分の積み重ねだと思っています。
どこで連絡するかというと、帰る前。
職場を出るときに「今から帰るね(^O^)」の一言でいいから連絡を入れるだけで、家の動き方が大きく変わります。
突然帰宅されるのと、大体この時間に帰ってくるんだなって予想できるの。
どちらが家事に見通しが付くかっていうのはわかりきってますよね。
それに連絡がある方が安心させることができますし。
これも先ほどの話と同じで、「信頼をしてもらおう」という気持ちで動くのではなくて、「家事をやりやすくしてもらおう」とか「安心させよう」とか、与える気持ちで動くことができると、一層伝わりますよ~。
愛されパパになるための魔法の質問
信頼関係を築くために、できることは何ですか?
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