「勉強やりなさい」と言わない方が子どもは勉強する

「勉強やりなさい」と言われて子どもが勉強をやろうものなら、たぶん世の中の受験戦争はとんでもないことになっていると思う。

「勉強やりなさい」と言われて勉強をやらない子もいるので、倍率を見てもそこまで焦ることがないんだろうな。

 

この「勉強やりなさい」は子どものやる気を削ぎ落とす魔法の言葉です。

恐ろしいくらいに子どもはやる気がなくなるので、子どもに勉強してほしいなぁと思っている人は、本気でやめた方がいいです。

 

僕はクラスの子達に、4月に話したことがあります。

それは

「先生はみんなの力を伸ばすことはできないよ。みんなの力を伸ばすのは自分自身だからね。」

という内容。

 

やるもやらないも、子どもたちに選ばせます。その先にある自分の姿には、自分で責任をもってもらいます。

本当に勉強やらない子は出てきますが、その子にとっては勉強に熱を入れるのが今ではないということなんです。

 

 

まぁそんな感じで毎日ゆる~く、子どもたちと共に生活しています。

まもなく一年が経とうとしていますが、不思議と勉強やりなさいと言わない方が子どもたちは勝手に勉強します。

もちろん、この先の学びが困るであろうと思われる子にはきちんと声をかけます。でもここでも「やりなさい」とは言いません。その代わり、選択肢をいくつか出して、どうするか選んでもらいます。

最近では九九をまだ覚えていないために、2けた×2けたの筆算ができない子がいたので選んでもらいました。

① 九九を学校で先生と一緒に頑張る。

② 九九を家でお家の方と一緒、または一人で頑張る。

③ そもそも九九なんて覚える気がないから、やらない。

ちゃんと「やらない」っていう選択肢も入れてます(笑)

 

その子は②を選んでいました。すると家でやっているようで、少しずつ2けた×2けたの筆算ができるようになっていました。

九九ができない子、4月の頃には結構いましたが、だいぶ減ってきました。

自分を変えよう!と思って、頑張っているんだなぁと感じます。

 

そうやって感じたら、あとはクラスの担任としてやることは一つだけ。

その子の成長を一緒に喜ぶこと。

成長に対して「えらい!」じゃなくて「嬉しい!」

成長を一緒に喜ぶと、さらに勉強します。

 

 

 

こんなにゆる~くやっているのに、勉強やるから不思議だな。

・子どもの成長は子どもに委ねる。

・心配な子には選択肢を与える。

・子どもの成長を子どもと一緒に喜ぶ

・子どもの「やらない」という答えに対して、この子は「今」をえらんでないだけと思う。

ほら、「勉強しなさい」って言ってない!!ヽ(´▽`)/

 

こんな風に考えると、勉強する子が増えますよ~。

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