〇〇やったからさ…
子どもと共にいることが多いのは、大体の家庭でママだと思います。ママが育児でパパが仕事。子どもが幼いと、特に多いんじゃないかな。
「仕事」っていうのが、なぜがアドバンテージに思っているパパが多くて、「俺は仕事だったんだから…」のような発言がよく喧嘩の発端だったりするみたいですね。
そういうパパは育児や家事を仕事よりも楽なものと捉えているんだと思います。
もう今の世の中、そんな昭和な考え方はやめた方がいいと思っている人も多く、積極的に育児や家事を行うパパが増えています。
ママとパパのどちらもが協力して家事や育児を行う。これってとっても素敵。
そしてそれが、どんな家庭でも当たり前の世の中になればもっと素敵。
ただ、不思議なことに、育児や家事を行った場合、パパは信用貯金を得た気になることもあるみたいです。
2年くらい前に、パパ友交流会というものに参加したことがあります。そこで「〇〇やったから今度は自分が好きなことをやる時間」というような話題が出ました。
「家事や育児をママに代わって行ったとき、それに見合った自由時間をもらえる。ほしい。」
「〇時間やったからっていう貯金がある。」
そんな話でした。
「〇時間、子どもの相手をしていたんだから、〇時間は好きなことやっていいでしょ」
これ、ママが聞いたらどんなことを感じるんだろう。
信用貯金の使い道
「いつもいつも家事や育児をやってくれるパパ。だから好きなことやっていいよ」
そんな言葉を期待して家事や育児をやっていたらそれはとんでもない話だと思っています。
そもそも、家事も育児も楽しめるし。
というか、「子どもと一緒にいられる時間=幸せタイム」だし。
いや、もちろん大変なことは山盛りです。一日ワンオペ経験すれば専業のママの気持ちが痛いほど分かります。全然暇じゃないです。
ただ、パパって仕事で外にいることが多いからさ。子どもと関われる時間ってママよりも少ないんだよね。もちろん僕も妻と比べると、子どもと関われる時間ってとっても少ない。
だからこその「幸せタイム」だと思っています。
ところがどっこい。「一人タイム=幸せタイム」と思っているパパは自分のために信用貯金を貯めているんです。
信用貯金の使い道は自分のためじゃないと思っています。
あるとき、妻が外で友達とランチという日がありました。妻は僕のことを心配して朝の貴重な時間を使って、僕と子ども達のお昼ご飯を作ってくれました。
僕は料理がとっても苦手なので、ありがたいと思ったけれど、それじゃあ本当の意味で妻のリフレッシュにならないなぁと思っていました。だからご飯の用意をしないで外出してほしいと思っていました。
でも妻は心配してしまうんです。
年明けの二週目、家族全員がインフルエンザにかかりました。なぜが僕だけピンピンしていたので、久しぶりに料理をしました。
お昼と夜と…何とかこなしたことがきっかけで僕は信用貯金を貯めることができたんです。
そしてそれを使う日は、その二週間後にきました。妻がマツダミヒロさんのライブ配信講座で一日中、外出するときがありました。学ぶことが大好きな妻には、その日はしっかりと集中してほしかったので、食事のことも当然僕がやろうと思っていました。
でも案の定、心配されました。「お昼と夜のご飯、どうしようか?」
僕はそこで「用意するから大丈夫だよ。この前もやったしさ」と答えました。
妻は準備をせずに、講座へ出かけました。とっても嬉しかったです。僕の信用貯金が使われた瞬間だと思いました。
与え続けられる相手だから結婚したんでしょ?
こんなことを書くと、
「いやいや、そんな自分だけそんなにやれないし。」と男性から思われるかもしれません。
でも僕は喜んで与え続けられる相手だからこそ、妻と結婚したんです。
付き合っていたとき、多くの男性は結婚前の奥さん…まぁ彼女ですよね。
その彼女に与え続けていたと思うんです。
旅行どうしようかな…
プレゼントどうしようかな…
食事の場所はどうしようかな…
遊ぶときはもちろん迎えに行くよ。
多分挙げればキリがないほど。
でも結婚すると、こういう思いがどっかに消え去っちゃうのかな。消え去ってなければ、「そんなにやれないし」だなんて思われないはずなんだよな。
喜んでほしいからこその信用貯金
「たまには遊んできなよ。全部やっておくから。」
この言葉は信用貯金が貯まっているパパじゃないと効果が発揮されません。
普段から何もやってないのに、こんな言葉を使おうもんなら怒りの鉄拳か、家中に怒号が響き渡ることと思われます。
「いつも何もやってないあんたに、任せられるわけないでしょー!!!」
というような感じで(笑)
パパとしてママに喜んでほしいと思うのは当然の気持ちなんだけれど、そのためには信用貯金が貯まってないと、喜んでもらえないときもあるってことを忘れないようにしないとね。
愛されパパになるための魔法の質問
信用は、どんな行動から生まれますか?
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