失敗ウェルカムな雰囲気をつくると、子どもは勝手に動き出す

昨日、道徳の授業で自然について考える題材を取り扱いました。

川に紙くずを捨てた友達を注意したら、その友達が「紙くずくらいいいだろ!」って怒り出してしまったと。

怒り出した子は別の日、父親と町内会の川掃除へ出かけ、父親が川が汚れていることに寂しそうな発言をしていてバツが悪かったという…そんなお話。

 

川が汚れて海の動物も苦しんでいるというようなお話をしたら、泣き出す子も現れるほど、子どもたちは自然を大切にすることに対して真剣に考えてくれました。

 

そしてその日の帰り、その泣き出してしまった子と、友達がグループをつくって新しい係活動を行いたいと申請(僕のクラスは1ヶ月に一度、係を新しくしてもいいシステムになっています。)

自然を守るために、ゴミ拾いをしたり、啓発活動をポスターを作ったりする係だそうです。

やる気まんまんだったし、初めて登場した係だったので承認☆

本日早速活動開始。校庭の隅にあるゴミを拾いまくってました。本人たちはとても満足していて、楽しそうでした。

 

それにしても行動が早かったです。

見習いたくなるほど早かったです。

 

月曜日の三時間目の授業に感化され、その後相談して、係企画プリントを書き出し、下校のときに係の承認をもらいにくるその姿。

 

 

子どもがスイッチ入ったときって、もう止められないんだよね。

それがいい方向でも悪い方向でも。

今回は…いい方向かな(笑)

とっても楽しそうに頑張っている姿を見て嬉しかったです。

 

 

今回のことに限らず、失敗OKだよ~って伝えておくと、尻込みせずにバンバン挑戦しようとします。

係活動は新しいアイディアと挑戦にうってつけの場だと思っています。

失敗したって命取られません。(当たり前か…)

失敗したって叱りません、怒りません。(何でも受け止めますから!)

失敗したって友達から文句も言われません。(友達も受け止めてくれることを知っている)

 

 

僕ら大人が、何かアイディアを出してやろうとすると、一歩踏み出すのを躊躇しちゃいがち。あくまでも「しちゃいがち」であって、みんなではありません。

 

でもそれって慣れの問題。

学校という、安心・安全にがっつり失敗できる場所で慣れまくってもらうのがいいなと思っています。

何か発想して、

とりあえずやってみて、

失敗して、

失敗の原因を考えて、

次の活動を改善する。

 

クラスの子たちには、そんな繰り返しを沢山経験してもらって、経験値のある人に育ってほしいなと思っております。

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