地域の方を巻き込みます
学区のお祭りについて国語や社会科を横断的に学習するために、どうしても地域の方と繋がりたいと思っていました。
本日はそれが見事、叶ったんです。
教頭先生が繋いで下さり、本日電話をしたら、「今日なら空いとるよ!」ということで早速お越しいただきました。
お祭りについてまとめられた本やDVDを基に、どこでどういう風に解説していただこうかなということを、これから考えます。
本日は簡単な打ち合わせで終わるかなと思っていたのですが、その方からは沢山学びになるお話もいただきました。
地域の住人として
父親として
教師として
そんな観点からのお話でした。
氏神様って知ってます?
自分の地域に神社があると思うんですが、そこが氏神様。その地域で生まれた人たちのことを氏子と言うそうです。今回お越しいただいた地域の方は、学区のお祭りが行われる神社の氏子ということで、最適の方です。
僕が今住んでいる地域には「八幡社」というところがあります。だからそこがこの地域の氏神様。自分の子ども達は八幡社の氏子。「八幡社」は全国至るところにありますが、地域の八幡社が氏神様になるんですねー。
その方には、
「お宮参りはどこへ行ったかな?氏神様のところへは行ったかな?」
と聞かれました。
恥ずかしながら、氏子という言葉を初めて聞きましたし、氏神様という言葉の響きはもののけ姫ぐらいでしか聞いたこともなく、詳しいことは全く知らず…
当然のことながらお宮参りは氏神様のところへは行かず…
でも新しい知識としてよい学びでしたヽ(´▽`)/
学区ってとっても近いのにね。知らないことが多すぎる。灯台下暗しとは正にこのこと。勉強になりました。
歩いて探せば、まだまだ地域の秘密は出てきそうです。
子どもを育てるのは誰だろう?
僕が一番印象的だったのは、地域の住人としてのお話。
「子どもたちは地域で育てる。親だけではなくて、学校だけではなくて、地域の子どもたちは、地域で声をかけて育てていく。
例え自分の子どもが巣立っていこうとも、地域に住む人として、地域の子どもたちを、みんなで見ていける世の中がいいなぁと思っているよ。」
このような大変熱いお話をいただきました。
丁度僕が考えていたことと同じだと思い、激しく共感しました。
僕は教員として、その架橋のような役割ができればいいなと思っています。
地域の住人なんだけれど、地域で子どもたちと関わる場って限られてくると思うんです。地域活動、子ども会活動に積極的なら話は別ですが。
中々地域と子どもが関わる機会が無いからこそ、その機会を学校でつくることができれば、少しでも地域と地域の子どもたちを結び付けられるんじゃないか。
今の目標はそこです。だから授業に地域の方を入れられるチャンスがあるなら、どんどん入っていただきたいです。
地域の方が公教育に入ることで、地域と子どもたちの繋がりが強くなると思っています。
近年、昔のような近所付き合いがなくなってきているので、これからの公教育の大切な役割なんじゃないかな。
保護者の方も巻き込んで
PTA活動とはまた別のお話で。
教育サポーターという制度があるんですが、中々上手く活用できていないと感じています。
以前ニュースで観たことあるのが、家庭科で行うミシンの授業に、保護者の方がサポーターとして入ること。
正直、家庭科のミシンの授業は担任一人じゃ無理です。40人学級ともなると、ミシンを扱えない子達の指導は大人一人できめ細やかなことなんてできるわけがありません。
だからといって、放置すると糸をミシンに取り付ける時点でフリーズ状態。1時間の間にミシンに針を通すだけで終わってしまった子を見たこともあります。
こんなとき、お母様方のお力添えがあったらどんなに心強いことかと!
そしてこれは地域と学校で子どもたちを見守る姿ではなかろうかと!
来年度はそんなことを積極的に取り入れられるアイディアが出せたらいいな。
現状で可能なことはここまでだろうなと思っています。きっかけがあったらまだまだやれることを増やしたいです。
今は思ったことを焦らず、ゆっくり、一歩一歩…
勤務校での活動と、個人の活動を広げて、公教育と地域が繋がるように頑張ろ!
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