温かい雰囲気のつくりかた

今日は図工で絵の具を使いました。学校で絵の具を使うと水の入れ替えのとき、廊下に水がこぼれてしまうということってありませんか?

 

特に3年生だとまだまだ水を入れる量を間違える子も多いので、頻繁に起こります。

水をこぼしてしまった子が拭けば話は早いのですが、気付かない子も中にはいて…廊下が濡れたままということもあります。

今日は早く活動が終わった子にお願いをしました。お願いをされた子は、みんな快く引き受けてくれて大変ありがたかったです。

 

でもそのあとで、まだ終わってない子がまた水をこぼしてしまったようでした。次は濡れていたことに気付いた子たちが自ら廊下を拭いてくれてました。これまた本当に嬉しくて感謝しかなかったです。

 

 

家での生活の中でも、学校での生活の中でも、共に過ごす相手に感謝が多ければ多いほど、その集団の雰囲気ってよくなるなぁと感じています。

 

 

今回の場合だと、「水を絶対にこぼさないように!」というような恐怖感を与えることで水がこぼれないように気をつけさせるという選択肢もありました

(選びませんが(笑))

 

ただ、どうしてもこぼれてしまう時ってあるんですよね。そうすると、「廊下に誰かが水をこぼしていました!!」、「〇〇さんが水をこぼしていました!」というような犯人探しになっちゃいます。犯人に仕立てられた子は絶対否定します。「こぼしてないし!」と。

あとは廊下で先生が見張る…とかね(笑)取り締まりみたいな感じで。

(やる先生なんていないと思うけど)

恐怖感で縛ろうとすると、まぁ…いい雰囲気にならないんですよね。

 

それよりも、助けてくれた子や気付いてくれた子に感謝をする方が断然すてきな雰囲気が生まれます。

 

 

家庭での生活も同じです。

今日は妻がお菓子の試作を行うために寝かしつけは僕が行いました。寝かしつけを僕が行うことを知ると長男が「ママと寝たい~」とママを求めるモードに…

 

でもこの夜の時間にお菓子の試作を行うことはどうしても妻がやりたいことでした。こんなときも考え方は同じです。

恐怖感で「今日はどうしてもママと寝られないって言ってるでしょ!!!」よりも、「ママが時間欲しいんだ。協力してほしいな。」と伝えて、その協力に対して「ありがとう」と言った方が、いい雰囲気で寝られます。

結局、寝る直前は「パパがいいんだ~♪」と嬉しい一言を言って、眠りにつきました(笑)

 

 

何か上手くいかないと、ついつい強引になりがちなんだけれど、実はそのやり方ってすごく効率が悪いんです。

恐怖感を与えてキリッと子どもたちが変わったかと思えば、実際はそうではなくて、どこかでそのストレスが発散されるんです。与えた恐怖感は爆発の源。

するとその問題を解決するためにまた時間を費やすことになります。

 

忘れたくないなぁって思うのは、集団の雰囲気を作り上げているのは誰かっていうことで。

学校でいえば先生だけなのか。家ならば自分だけなのか。

そうじゃなくって集団の雰囲気を作り上げているのは、その集団を構成する人みんななんですよね。

決して自分だけで作り上げているんじゃないんです。

だから学校では教師として、集団の雰囲気を作り上げる子どもたちに、

家庭では、親として、また、パートナーとして、場の雰囲気を作り上げてくれる家族に、

感謝の気持ちを忘れないでいると、すごくあたたか~い空気感が生まれるんだよなヽ(´▽`)/

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