今日サッカー部の子が、そろばんの試験を受けることを教えてくれた。どうやら週末に3級を受けるようだ。計算の遅い僕からしたら神レベル。うん、すごい。
その話を横で聞いていた男の子が「僕はそろばんやめちゃった」と話してくれた。理由を尋ねると「7級ぐらいで難しくって」と答えてくれた。
そんな彼は学年一…いや4年生にして学校一ぐらい瞬足だ。だから「計算が遅くても、君の足の速さはピカイチだ!」と声をかけるとすごく笑顔になった。
僕はこういう笑顔が本当に好きだ。やっぱり自分が好きだったり得意だったりするポイントを突かれると、きっと自然と笑顔になるんだろう。
この子に、「そろばんもっと頑張れよ」なんて言った日にゃ、きっとげんなりしていたんだと思う。
結構多いよね。勉強嫌いな子に「勉強頑張れよ」っていうようなこと言う人。
「大人になったらうんたらかんたら…」っていうようなこという人。
話が変わって、部活が終わった後、今日は別の学校で来年度の科学教室で扱う教材の研究をしていた。研究といっても遊びみたいなもんである。
大の大人が、ゲルマニウムラジオやら液体窒素やら超伝導体やらに夢中になる。
いやー、久しぶりに見たよ。マイスナー効果。やっぱり驚き。磁界を打ち消すってなんなんだ。すごすぎる。
ゲルマニウムラジオは大学で作ったけれど、やっぱり感動。こんな感じのもの。

電池を使わなくたってAMラジオが聞こえるんだよ。LC回路。コイルと可変コンデンサーにラジオの電波が入ることで、コイルとコンデンサー間で共振現象が起きる。電気信号の振動が起こるから、それがイヤフォンを振動させて音になる。電波っていうのは電磁波だから、コイルの中に電磁波が入るとコイルに電流が流れる。だから電池がなくてもラジオが聞こえるよと。そういう仕組み。
あー、楽しい!!こういう話大好き。本当に楽しい。キラキラしちゃう←
えっ??
そんなの生きていく上で全く必要ないじゃないかって?
そうだよね。物理嫌いな人からすると、こんな内容は勉強したくないって思って当然。学ばなくたって生きていけるって思って当然。
多分妻に話したら5秒ぐらいでパンチが飛んでくると思う。
そんな妻には栄養のことを話させたらこれまた止まらない。栄養のことについて話している妻はキラキラしている。
さて、自分の子どもに勉強しなさいという人。勉強しないと将来困るよという人。
きっとそのとき子どもたちはね、「こんなん使わないしー。必要ないしー。何で勉強しないといけないのー。」なんて思っているはずである。
これ、僕が物理の話をつらつらと書き連ねて、読んでいるときに、「何言ってるんだこいつ」っていうことを思ったのと同じ状態だよ。
「こんなラジオについての知識なんて使わないし、いらないじゃーん」
そうそう。正にそんな感じのことを、勉強しなさいって言われる時に子どもたちは感じているんだよね。
じゃあ何を語らせたら、何をやらせたら子どもは笑顔になるんだろう。
題材がゲームでもいいじゃないかー。
最近流行りのフォートゥナイトだっけか。
あとは…マイクラとか。
きっとそのゲームを好きな子どもはそんなことについて語らせたら、キラキラして話し始めるよ。
子どもがキラキラした笑顔を見せる瞬間って、こっちはすごい幸せをもらえる。
題材がなんであれ、キラキラした笑顔で話していることを、こちらも笑顔で聞いてみると、きっと幸せで溢れると思うんだ。
愛されパパになるための魔法の質問
子どもがキラキラした笑顔を見せる話題は何ですか?
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