子どもたちが夏休みに入り、本校では希望懇談会が始まりました。本年度は家庭訪問が行われない関係で希望懇談会が行われることになったんです。
教員のみなさんは懇談会、好きですか?僕は結構好きです。色んな方の子どもの見方を知れるので。
これまでは、自分が話してばっかりだったんですが、今年度はどのように話を引き出そうかな。どんな問いかけをしようかと考えながら話しています。
例年よりだいぶ楽しく懇談会が行えてます。話を聴くのが好きなんだなって改めて思います。
多くのお母さん方が、子どもに対する不安や心配事をたくさん話されます。
色々とね、そわそわするんですよね。聞きながらそうだよなぁって思います。
とても気になったのでそわそわの原因を尋ねると、
他の子と比較する
お母さんの中に、「ここまでできてほしい」という期待がある
の二つがとっても多いです。
子どもたちって4月から成長が無いかっていうと、すごくあるんですよね。その成長っていうのは意識しないと見えてこないもので、あれもダメじゃん、これもダメじゃんって思いながら子どもを見ていると、不思議と隠れてしまうんです。
他の子との比較や期待があると、理想像との違いに目がいき、不安や心配、イライラしてしまう。
だから僕は、子どもたちが頑張ってることをお伝えして、僕はそれを応援していきますねって約束します。
子どものできてないところを指摘するよりも、できているところを認めて、応援していく方が楽しいもん!ヽ(´▽`)/
ってこんなことを伝えると、ホッとされていきます。
懇談の最後に一つ、お母さんにしつもんして締めくくります。涙ぐむ方もいます。
「お子さんの、大好きなところはどこですか?」
さっきまで、心配していたり、あれができないこれができないって嘆いたりしていたお母さん方が、不思議とにっこにこして、嬉しそうに話すんです。
聴いているこちらも幸せな気持ちになります。
このように尋ねると、お母さん方が気付くんです。
具体的に話す方もいます。
言葉にできないですよねって言われる方もいます。
そして涙します。
そんな姿を見て、僕もうるうるします。
お母さんにとって、子どもの存在そのものが一番大切なんですよね。
勉強がどうのこうの、運動がどうのこうのではなくて。
我が子が元気いっぱい、笑顔でいること。
それが何よりの幸せ。
そこに気付いて、来られる前より少し嬉しそうに帰られます。
僕はその姿を見て、お母さんが家でいつもよりにこにこして、家庭の雰囲気がいつもよりほっこりしたらいいなぁって願ってます☆
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