非行に走る子どもに対してできること

どんなときに非行に走りたくなるんだろう

 これまで、たくさんの子どもと関わってきました。その中には、教師の指示を良く聞き従う素直な子もいれば、じっとするのが苦手で話を聞けない子もいます。

 また、自分の世界に没頭して話を聞けない子もいるし、そもそも教師に対してとっても反抗的で話が聞けないんじゃなくて話を聞かない子もいます。

 教師だけに限らず、どんな大人に対しても反抗的な子がいました。言動も相手を傷つけることが多かったです。

 そういう子って決して珍しいわけではなく、どの学校にもいます。

小学校1年生のときはそうでもなかった子でも、気付いたら反抗的な態度をとり、尚且つ社会的によろしくない行動をするようになってきます。

 この子がこういう選択をしてしまうようになったのって一体、どんなときなんだろう。

非行に走った子たちに対してできることって何だろう

大学生の頃、二人の教育者に興味をもったことがあります。

一人は義家弘介さん

もう一人は水谷修さん

お二人の書籍を少し読んだことがありますが、お二人共素敵な方だなと思います。

本を読んで印象的だったのが、義家さんの本に書かれていたこと。

「『いいんだよ』  いいわけないだろ」

です。

水谷さんは「いいんだよ」と、言っています。

義家さんは「いいわけないだろ」と言っています。

 大学生の頃、僕はガッチガチ人間でした。「悪いことしたら厳しくされるべきだ」と思っていました。

 教員になってからもそうでした。「『いいんだよ』で許せるわけがない。」と。

教師になって、いろんな家庭環境の中で育ってきた子どもを知り、ちょっと様々な分野を学び始めた今では、少し考え方が変わりました。

「悪いことはしっかりと咎められるべき」

ではなくて、

「その子に対してどのように愛情を伝えようか」

ということを考えるようになってきました。

ゴールデンウィーク中に学びにいった僕の名月荘でのテーマは「愛は家族を救う」でした。

やっぱ愛なんだろうなって思います。

悪いことに対して叱ることを否定しているわけではありません。

ただ、非行に走る子たちに向けても、愛情を注ぐって大切なことだと思うんです。

悪いことばかりしているから、

反社会的な行為ばかりしているから、

だからあいつは排除だ!

では、その子がどこからも愛をもらえなくなっちゃう。

愛をもらえない子の心が満たされていくなんて、全く思えません。

その子の心のグラスをヒビを

「愛」っていう絆創膏で塞いであげないと、

どれだけ注いでも

ずっと空っぽのままなんだろうな。

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