子どもと関係性が築かれなきゃ、どんな指導も受け止めてもらえないと思っています。子どもと関係性を築くために僕が一番していることは雑談。休み時間や授業中、給食当番で取りに行く時、などなど暇さえあれば雑談します。
初任者のときは、うまいこと話せませんでした。
二年目のときは、授業を早く終わらせて、くだらない話をしていました。今思うと何をやっているんだかって感じですけど(笑)
三年目は一年生だったので、雑談よりも、ちゃんとやっている子を褒めまくることばかり。
四年目は同じく、くだらない話を…。
この四年目が、僕の今までの教員人生の中で一番しんどかった初めての六年生。
二年目のときに四年生でもった学年をもたせてもらえました。ただ、二年目のときはくだらない話で喜んでくれていた子たちが、いい反応を見せてくれなかったんです。
僕の話し方が下手くそっていうのもありますが、僕が話していることがよくなかったんだと今になって思います。
多くのビジネス書には、セールス上手な人は、自分が話すのではなく、お客様に話してもらうと書かれています。トップセールスマンはお客様の悩みや困っていることを引き出す術をもっています。それが「質問」。
ビジネスの世界で業績を上げている人が使っている「質問」
これ、子どもたちとの雑談にも活かせるんです。
四年目の僕は、自分が話すことで一生懸命でした。売れないセールスマンと同じですね。一方的に話してばかり。
最近の僕が行っているのは、質問すること。僕が多くを話すのではなく、子どもに質問して子どもに話してもらうことをしています。
雑談で僕がよく使っている質問は
「どんな気持ちになった?」です。
「休みに何をした?」って聞くと、子どもたちは色々と話してくれます。出かけた話。遊んだ話。家族との話…
質問について学ぶ前は、それに対して「それは楽しかったね」とか「面白そうだね」とか、感情を決めちゃっていたんです。
それでも話せるんですけど、より多くを語ってもらいたいなら「どんな気持ちになった?」です。子ども自身が振り返って考えますし、何より、どんな感情を抱いたのか聞けるのが楽しい。
逆に感情から入る場合もあります。これまたよく使う質問が
「一番楽しかったことは何だった?」
すると、子どもは出来事を振り返って「楽しい」にフォーカスしてくれます。それを思い返しているだけで場が楽しい雰囲気になります。
学級経営だけではなく、もちろん育児にも使えます。
息子はまだしっかり答えられませんが、お風呂でよく「今日保育園で一番楽しかったことはどんなこと?」と問いかけています。思い出そうとしているから、何か考えているとプラスに捉えていますが…しっかり答えてくれるようになるのが楽しみです(^▽^)
雑談に「質問」。使えますよ~ヽ(´▽`)/
コメントを残す