ブログのタイトルは「にこにこ子育て術」とかいっておきながら、このタイトルかよって思われる方もいると思います。でもやっぱり、心が一番かなと思うんです。
育児書や、コーチングや、脳科学や、話し方などなど、読んで実践してみても、うまくいくときもあれば、全くうまくいかない時もあります。
「なんだよ、うまくいかないじゃん!」って思わないって言ったら嘘になるけれど、うまくいかないときは心が疲れているとき。満たされていないと、どんな言葉も、どんな方法も、上辺だけになってしまうんです。疲れているときって、どんな技を使っても、「目の前にいる子のため」ではなく、「自分のため」になっちゃってるんですよね。子どもの感性って本当にすごい。
だからこそ、自分を見つめ直して「気持ちが疲れているな」って思ったときには、「目の前にいる自分の子を、クラスの子を、幸せにするために」って思い直す。そんな気持ちをもつだけで、伝わり方は変わります。そして、その気持ちをもって行動したとき、初めて学んだことが生きてくる。
先日、イチロー選手が引退記者会見で「人に喜んでもらえることが一番の喜びに変わってきた。その点で、ファンの方の存在なしには、自分のエネルギーはまったく生まれないと思います。」と言っていました。会見の中で僕が一番印象に残っている言葉です。
イチロー選手が言うと、なんかすごいことをしなきゃいけないかのように聞こえるけど、これは日常の中にありふれていると思ってます。
勉強苦手な子が、「できた!」っていう喜びを味わうこと
片付け嫌いの子が、「きれいになって気持ちいい!」っていう喜びを味わうこと
コーヒー好きな奥さんが、「挽きたての豆で淹れるコーヒーはおいしい!」っていう喜びを味わうこと
目の前の相手が、そんなちょっとした喜びを味わうことを願いたい。
目の前の相手が子どもであっても、奥さんであっても…誰であっても、その相手が喜んでくれること、幸せになってくれること、これを願う心無しじゃあ、取り組むエネルギーって出てこないんだよな。
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