最近は理科の研究で不毛な時間を過ごしています。僕は学習に関して「楽しけりゃいいじゃん」って考えなんで、勉強を楽しめるためにどんな方法があるか考えてます。理科でやりたいことも「何をやったら楽しめるか」ただそれだけ。実践したことを振り返って、もっと楽しくできなかったかなということを考えるのは有りです。でも実践した後で、「実践前にこんな風に考えていて、やってみたらこうなりましたー!」っていう文章を作るのが馬鹿みたいでやってらんなくなります。こういうところに理屈は求めてません。
最近僕が楽しんでいるのはコーチングと脳科学。特に脳のはたらき。自分の脳もそうだけれど、子どもの脳がどのように発達しているのかを知るのがめちゃくちゃ楽しい。また、色んな理屈を知ることで、安心できることが沢山あります。
例えば仕事で児童と関わるとき。5、6年生だとしっかりしていると思っていても、突然訳の分からないことをするときがあります。「何でよく考えなかったの!」って思わず言いたくなるようなこと。こういうことに対する指導は人それぞれだと思いますが、こちらの気の持ち方って大切。理屈が分かると少しだけでも落ち着けます。
一応ね、理屈があるんです。後頭葉や頭頂葉、側頭葉など脳のそれぞれの部分は小学校高学年頃にはしっかりと発育してます。だからそれなりのことがきちんとできるようになってくるし、色々と意見も言えるようになっている。
ただ、それらをまとめる司令塔となる部分の前頭葉とその他の部分の繋がりが未発達なんだそうです。これ、10代全般に言えることなんで、高校生や大学生でも当てはまる。前頭葉は主に、理性を司るところ。これはやったらいかんでしょってことを判断する。でも思春期って色々な能力は高いけれど、司令塔との繋がりが未熟だから大人からしたら「何でそんなことするの!!」ってことをしてしまう。
全部が全部当てはまるわけじゃないです。でも知っているのと知らないのでは気持ちが全然違うなと、勉強して思いました。これ知っていると、受け止めやすい。もちろん、悲しかったり、腹が立ったりって感情が出てくるはずです。でも理屈を知っていると子どものことを受け止めるときに、穏やかな気持ちに戻りやすい。
そんなこと知らなくたって、無償の愛情で受け止められるわって方には不要なことです。でも僕はそれが無理です。
例えば、原因がなんであっても暴力を振るう人は相手が子どもでも理解できませんでした。でも今では少し変わりました。脳のはたらきという理屈を知って相手を理解する幅が広がりました。
理屈が分かると安心できます。大人でも子どもでも。脳のはたらきって凄く魅力的だ!
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