僕のクラスでは、毎日宿題を3種類出しています。音読、漢字の書き取り、算数の練習問題です。宿題を見ていて、どうしても気になってしまうのが、漢字の書き取り。
字を書く事が嫌いな子、苦手な子にとってはやりたくない宿題No1なんじゃないかと思っています。そういう子は、やりたくないからやっぱり字が雑になります。
雑な字って保護者は気にします。だから家庭訪問や懇談会で、「家の子、字が汚くてね~、もっとキレイに書いてくれないかな」や「字がキレイになるように厳しく指導してくださいね」ということをよく言われるんです。
経験が浅い時は、字のことをくどくどと子どもに言っていました。
ここ数年は、字の丁寧さに応じて絵を少しずつ変化させる工夫を取り入れてました。これ、結構効きました。子ども達はベリーグッド君って言っています。
丁寧な字で沢山練習する子に向けて、毎日かいてます。次の日はベリーグッド君が何しているかなって気になって頑張ってくる子が増えました。こっちもやっていて楽しいなぁと思います。
が、しかし!そう簡単にはいかない・・・
問題は、こういうことに興味、関心が無い子なんですよね。やれっ!って言ってやるもんでもないですし、そもそもそんなの指導じゃないし。まぁそれでやらせることできちゃう人もいるんですけどね。そして結果がよければ全てOKという保護者の方もいますので、むちゃくちゃ厳しい物言いでも、自分の子の字がキレイになれば満足ということもあります。
僕にはこれができないんだなぁ。自分がそうやって言われるの大嫌いだから言えないの。だから何とかできないかなって2学期になってから考えました。やっぱり使いたいのは「しつもん」
何かいい質問ないかな・・・
「何のために字を書きますか」・・・違うな。
「丁寧に書くためにどのようなことができますか」・・・もうちょっと楽しくさせたい!
子どもに質問するとき僕が楽しんでできる、かつ子どもも嫌な気持ちにならない質問!
これ!どう思います?
「今日書いた字の中で、一番キレイに書けた字は何ですか」
こちらは指導っていう感じではなく、純粋に知りたい気持ちで聞きます。どれを頑張ったのかなって。すると不思議なことが起きます。
気になる方はぜひやってみてください!この質問のあとも、投げかけられる質問が沢山あると思いますよ。字を書く事が苦手な子と楽しいおしゃべりのひとときを過ごしてもらえればと思います。
コメントを残す